お店の名前について 楽屋のお料理

 楽屋と書いて「ささや」と読みます。名前のとおり、楽しく、リラックスして頂きたいという思いで名づけました。また、一息つける、ホッとできる空間、楽屋(がくや)「BACKSTAGE」として、表舞台でがんばっているお客様の支えになれるようなお店でありたいと願っております。

 結ふ食について。
 「あけて待つ子の口のなかやはらかし
      粥運ぶわが匙 に触れつつ」(五島美代子)
 教科書に載っていた忘れられない歌です。食べ物によってキラキラ輝く命と喜び。こんな幸せな瞬間はなかなかありません。おいしいものが食卓にあるとそれだけで幸せになります。「おいしいね」と言い合えれば魔法のように相手と気持ちがつながります。食べるこで私たちは沢山のことを共有します。命をつないでいるのは言うまでもありませんが、席を一緒にした仲間、友人、恋人、家族との時間。口に運ばれるさまざまな食材はそこにたどり着くまで多くの人の手を経てきています。飽食の時代だからこそ、ささやかな結びつきを大切にしていきます。

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 主役は野菜です。その時期に採れた旬の野菜がおいしくなるように肉、魚、豆腐、卵を使って料理を作っています。昆布と鰹節の出汁は野菜ととてもよくあいます。日本人が慣れ親しんだ日々のお料理と、新しい感覚で作る創作料理。食材のおいしさを再発見していただきたいです。ボリュームのある定食、食後のスイーツや、各種お酒もとりそろえ、さまざまな年齢のお客様に楽しんでいただけるメニュー作りを心がけています。

 楽屋は出来るだけ地元で採れた新鮮な野菜を使っています。近くの直売所に足を運び、一つ一つの食材を自分で選び、目の前の野菜を見ながら、どんな料理にするのか決めています。時間があれば、生産者の畑を見に行くこともしています。効率は悪いかもしれませんが、これが一番美味しく作れる方法だと思っています。新鮮な野菜の持つ力強さに驚かされ、それを扱える喜びと感謝の気持ちが厨房に立つ原動力となっています。

 お客様の食べる姿を想像しながら、料理を作ります。お客様一人ひとりの体調や好みにあわせたお料理を出すことができたらいいなといつも思います。仕事で疲れたときも、皆とワイワイ話したいときもSASAYA-楽屋に行けば満たされる。そんな懐の深い店になりたいSASAYA-楽屋です。

店主 長谷川知子